レセコン導入でスムーズ化
電子カルテであるレセコンは、患者の情報を管理したり保険請求の計算を行うなどの機能があります。そのレセコンは歯科でも導入することが可能で、使いこなせると業務をスムーズにできる可能性が高いです。専用として開発されて、他の医療機関とは異なるものも多いです。
歯科では患者情報を管理するコンピュータの他にも、レントゲンなど数多くの設備を使用します。それらを連携させることができれば、それぞれのデータをやり取りする手間が省けます。中には患者に治療方針を説明する際に使用する端末とも連携できるものがあります。
また人がそれらのデータを移動させたり、目で見て手入力をするのであれば、どうしてもミスが発生してしまうリスクが伴います。しかし機械で自動的にやり取りができれば、そのリスクを格段に下げることができるでしょう。もし規模の大きなところで管理のために大勢のスタッフを導入している場合は、その分コストを下げられる可能性もあります。
歯科用レセコンのクラウド型が注目されている理由とは
医療業務の効率化のために、レセコンが多くの歯科医院で導入されています。
レセコンにもさまざまな種類がありますが、そんな中で注目されているのが「クラウド型」といわれているものです。クラウドという名の通り、インターネット上にデータを保存します。そのため、サーバーを院内に設置して利用する「サーバー型」との違いデータを保存するサーバーの設置が不要となり、導入する際の費用も抑えることが可能です。
大切なデータについても保管先が医院内ではないため、万が一の事故や火事などの災害でデータがなくなるという心配もありません。
そして、インターネット環境にあれば、スマートフォンやタブレットからでもレセコンを利用できるというメリットも注目されている理由のひとつです。訪問治療の際に、最新の情報にアクセスできるので、いつも以上にスムーズに診療を行うことができます。
ただ、ネットワーク上にデータを保管しているため、ネットが利用できなくなるとレセコンの機能も利用できなくなるというデメリットもあります。導入する際には、セキュリティ面に強いサービスなのかを確認することが重要となってくるでしょう。
