診療報酬の知識が必要
歯科の治療後には必ず診療報酬明細書を出すために、レセコンを利用して計算を行う必要があります。近年になってレセコンの機能性もアップしており、医療機関に必須とされる様々なサポートをしてくれる機能が搭載されるなど、昔に比べて扱いやすい特徴を持っていますが、レセコンは診療報酬の理解がない者が触っても適切に利用することは出来ません。
現代になって色々な項目がデータ管理されるようになっていますが、診療報酬の計算は今でも人間がレセコンに打ち込む必要があり、医科とは別に歯科独自の診療報酬の知識を身に付けた医療事務員が実際に利用しています。人によって治療内容は異なり、症状に合わせて細かな治療が行われているため、実際に行われた治療を間違えずに打ち込むためにも、ある程度の知識を身につけることは最低限求められます。そのため初心者にとっては診療報酬の計算はすぐに行えることは出来ないデメリットがあり注意することが大切です。
歯科に必須のレセコン!そのデメリットは維持費?
医療業務の効率をはかるシステムとして知られるレセコンは多くの歯科でも取り入れられています。利便性や正確性、改ざん防止など、導入することによって得られるメリットには様々な点があります。しかし、メリットばかりに注目しがちですがデメリットがないというわけではありません。導入してから「こんなはずではなかった」などと後悔しないためにも、事前にレセコン導入によるデメリットも把握しておきましょう。
特筆すべき点は何と言っても費用かもしれません。一般的には導入の際にかかる初期費用と継続使用のためにかかる維持費があります。初期費用は導入時に支払えば終わりますが、維持費に関しては使用を続ける限り発生するもの。そして、その金額はどのメーカーでも一律というわけではありません。あるメーカーでは月額1万円でも、違うメーカーでは月額5万円ということもあるのです。
レセコンの持つ機能にどんなものがあるのかを確認して比較することも大切ですが、けっして安くはない費用についてもしっかりと比較検討しておきましょう。
